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高井釣具・酒店の燕の巣

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「悔しくてな、憎たらしいねん」

今日、青ラベルの配達、高井釣具・酒店に訪ねた。

「朝早うに、ガタガタって音してな。窓に黒い陰映っとって、扉開けたら、巣ごと落とされてるねん、見たら、カラスがな、くわえて行った雛、電線にバンバン叩きつけて食べてるねん。あれ見たら、誰でも腹立つで。それからずっとな、雛が巣立つまで網張ってるねん、カラス避けに。」
憤りそのまま、高井さんの表情に現れてて臨場感甚だしい。

「玄関の上に、巣があるやろ、僕が帰ってきたらな、5羽くらい、そやから3羽くらい雛やんな、玄関の扉開ける時に、ちょっと目が合うねん。そやけど、すぐに目閉じて寝てまうねん。この高さやで、僕が手伸ばしたら届く高さやん、目つぶって5羽寄り添って安心して寝てるねん、可愛いでえー」
話し続ける高井さんに
初孫を愛でるような、くしゃくしゃの笑み溢れる。

生き死には偶然とか言いながら、我が子を見つめる愛情をもって守り育てようとするものは、きっと安心して、すくすくと育って行くのだと思う。
北へ旅立つその日まで、
羽ばたきの練習怠りなく、ここで育って行くのだ。
小満よろしく、私も一安心して帰路についた。