2004/12/16     「燗酒がうまい」
 

会を始めて1時間

これが「かんすけ」です。

 

 
   

                      「燗酒がうまい」

奥播磨をお取り扱いいただいている酒販売店の十一屋さん(西宮市甲子園口2-2-15)でお酒の会がありました。
「奥播磨を燗酒で楽しむ」という題で、出品酒をすべて温めて燗酒のおいしさを知ってもらう内容でした。
出品酒も、生酒から熟成酒まで色々。燗酒の温度を5℃ごとに変えていきながらの利酒で始まり、1つの酒でもこれだけ味わいが違うものかと参加者全員おどろきです。
時間が経過するにつれ参加者から「35℃が旨いで!!」の声、「いや、この酒は45℃が最高や!!」の声も。それなら「35℃と45℃を飲み比べてみよか!!」
ここで大活躍したのが、サンシンさんの「かんすけ」という商品名の燗どうこと、錫チロリと温度計です。すごいすぐれものです。
温度計を使用したのは、人それぞれ「ぬる燗」とか「あつ燗」とか言ってもバラバラなので数字で統一をはかりました。(日本酒造組合中央会制作の「清酒温度の定義と特徴」はお燗酒の名前と温度が一覧表になっているのですごく参考になります。)
テーブル上に「かんすけ」をど〜んと置いてすごく盛り上がりました。一番の人気は、純米の熟成酒でした。ちなみに商品名は「白影泉 山廃純米 山田錦 五十五磨き」です。残念ながら蔵には在庫はなく、次回の出荷は 17年10月の予定です。
生酒の日向燗にも人気がありました。参加者のほとんどの方は、生酒を温めるのかと半信半疑でしたが評判は上々でした。日本酒低迷と聞きますが、この日の会は日本酒が大ブレイクでした。
人に感動を与える旨い日本酒を醸し続けないといけないな〜と強く感じました。
飲むなら純米。燗酒ならなお旨し・・・・

                                            専務 下村裕昭


                      清酒温度の定義と特徴

お燗 温 度 香りや味わいの特徴 温度などの目安
雪冷え ほぼ5℃ 氷水に浸して十分に引き締めた冷たさ。香りはあまり目立たない。味わいは冷たい感触に隠れる傾向になる。 冷たく、冷気が見え、ビンに結露が生じる。
花冷え ほぼ10℃ 冷蔵庫に数時間入れて置いた温度。香りはやや閉じ気味で、器の中で香りが開く。まとまりのある細やかな味わい。 ビンに触れるとすぐに冷たさが指に伝わる。
涼冷え ほぼ15℃ 冷蔵庫から出して、しばらく経った温度。香りは華やかさを持ち、味わいはとろみがある。 ひんやりとしてはっきりした冷たさを感じる。
室温 ほぼ20℃ いわゆる常温。かつての土間の温度。香りはやわらかく、味わいもソフトな印象。 手に持つと、ほんのりと冷たさが伝わってくる程度。
日向燗 ほぼ30℃ 香りがひき立ってくる。なめらかな味わいに。 体温よりは低い印象。温度が高いとも低いとも感じない。
人肌燗 ほぼ35℃ 米や麹のよい香りに。さらさらとした味わいに。 体温より少し低い。「ぬるいな」と感じる程度。
ぬる燗 ほぼ40℃ 香りが最も大きくなる。ふくらみのある味わいに。 体温と同じくらいの感じ。熱いとは思わない程度。
上燗 ほぼ45℃ 香りがきりっと締まる。味わいはやわらかさと引き締まりが感じられる。 数秒間持つとやや温かい。注ぐと湯気が立つ。
あつ燗 ほぼ50℃ 香りがシャープになる。味わいは切れ味のよい辛口になってくる。 熱く感じる。徳利から湯気が見える。
飛び切り燗 55℃以上 香りが強まる。辛口になる。 持てないほどではないが、持った直後に熱いと感じる。

『料飲店の日本酒マニュアル〜日本酒活用のコツがわかる心得集』日本酒造組合中央会制作

   
 
 
 

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