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                 残してゆきたい

       日本の文化

           

 

 

 

先人の知恵と工夫の詰まった「風呂敷」はいつごろ生まれ、現代に受け継がれているかご存知ですか?風呂敷のような道具が使われるようになったのは今から1200年以上も前、奈良時代(710〜794年)のころからだといわれています。平安時代(794年〜1192年)になると「古路毛都々美(ころもつつみ)」・「平包み」等と呼ばれ、収納用の道具として使われていました。そして、その素材や染め方、模様などを時代とともに変化させながら、現代のような風呂敷へと発展してきました。又、名前の由来は室町時代(1338年〜1573年)、当時のお風呂はサウナのような蒸気風呂が一般的で、床には麻でできた布が敷かれていました。この、お風呂の足元に敷かれた布から「ふろしき」という名前が生まれたようです。

 江戸時代から広く使われるようになった風呂敷でしたが、1965年頃に紙袋が登場すると、その現代的なデザインが多くの人に受け入れられ風呂敷は紙袋にとって変わられるようになりました。また、宅配などの個別配達サービスも始まったことにより、自分でものを運ぶ、届けるといった機会がだんだんと少なくなり、日常の道具としてなくてはならなかった風呂敷はしだいに姿を消してしまい、実用品よりも贈答品としての色合いが強くなっていきました。

 1990年代になると、森林破壊やゴミ公害などへの関心が高まってきました。環境の面でいえば、風呂敷には何度でも繰り返し使えるといった良さがあります。このため、ゴミの原因となる紙袋等の使用量を減らし、省資源や地球環境を守ることに一役買うものとして、再び注目されるようになってきました。

 風呂敷が昔から重宝されたのは、包むものの形や大きさにあわせて自由に包み方を工夫できるいう点ではないでしょうか?お酒の瓶を包むのも得意で、やわらかな風呂敷がクッションとなって割れやすい瓶を守ってくれます。色や柄で季節感を出したり、目的にふさわしい風呂敷をえらんで相手に気持ちを伝えることも可能です。

 「奥播磨」では現在、ご進物などにお使いの際は、それぞれ紙箱・包装紙といった形でお客様にお渡ししております。省資源・環境保護が叫ばれる今、この「風呂敷」にならい、少しでもその一躍を担えるよう、ご進物などの際、紐での「くくり」をご提案させていただきたいと考えます。もちろん、ご希望のお客様には従来どうりの包装も承ります。

 ちょっとした手土産・ご進物には、昔ながらの見た目にも新鮮で風格ある「くくり」でいかがでしょうか?

 

 
   

   
 
 
 

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